アーサー王伝説の弾き語りと講座&中世交流会のイベントレポート。ランスロット卿とガウェイン卿の雄大な物語と、めくるめく輝く中世の世界

皆様、こんばんは。

9月9日(土)に行われた、「吟遊詩人の妙遊様によるアーサー王伝説の弾き語りと、騎士道講座&中世交流会」のイベントレポートをお伝えしたいと思います!

イベントの詳細はこちらになります。

9月9日(土)イベント ≪アーサー王伝説の弾き語りと講座&中世交流会≫

ケルトや北欧圏では最上の数字とされている「9」が並ぶ、2023年 9月9日(土)。 この日は吟遊詩人である「妙遊(みゅう)」さんをお招きして、ハープの弾き語りと講座、交流会…

では、早速ご覧くださいませ!

ランスロット卿とガウェイン卿の友情と戦いの物語

直前に台風がやってきており、「開催できるだろうか…。中止なんて嫌だ…!」と不安に思っていましたが、幸いにも台風は逸れてゆき、快晴での開催の運びとなりました。嬉しい!

午前中に吟遊詩人である妙遊さんをお招きし、様々な準備をして、本番に臨みます。

今回は強力な助っ人の方々にお手伝いをお願いしていましたので、どきどきしながらも落ち着いて本番に挑むことができました。

13:00頃に受付を開始し、怒涛のドリンクとスイーツの提供を行いました。事前にシミュレーションをしていて、受付や配膳の流れも悪くなかったのですが、弾き語りがはじまるまで完全に提供することは叶わず…。悔しい。

本番中に少し音や動きが出てしまった事、お許しください(>_<)

特別に許可をいただき、妙遊さんの動画をこそっと撮っていました。

撮らせていただきありがとうございます~!以下をご覧ください。

私が「吟遊詩人」というワードを知ったのが、FF4に登場するギルバート。王子である素性を隠し、旅をしている金髪の優男というキャラです。優しい声音で物語を謳い、ハープをかき鳴らすというイメージを吟遊詩人に対して抱いていました。語り部によっては様々であるという事を思っていても、そのイメージに引っ張られてしまっていました。

いざ、妙遊さんの語りを聞いてみると…。

そんな固定概念を見事に壊してくださいました!(* ゚Д゚)

一瞬で観衆の心を鷲掴みにするような、よく通る力強く美しい声と流暢な語り。かき鳴らすハープは繊細に、艶やかに、雄大に。登場人物によって声音をかえ、1人で語っているというのに何名もの姿が重なって見えました。

語りの間、席を立って動くことも多く、騎士たちの感情、戦いのシーンがありありと浮かぶようでした。

ラストの臨場感といったら…!ハープの激しき音よ!ランスロット卿とガウェイン卿の雄大なる物語よ!

まるで演劇か映画を観ているような感覚に陥りました。吟遊詩人って凄い…!

お客様として、ど真ん中で見たかったなぁ~( ;∀;)←ぇ

騎士道講座

その後、少し休憩をはさみ、語りの内容の説明と騎士道についての講座を聞きました。

こちらは妙遊さんが作成してくださった冊子を見て、余韻に浸りながら説明を聞いていきます。表や参考文献が記述してあり、分かりやすいです。どのお客様も熱心に耳を傾け、メモをしているお客様もみえて、中世愛がひしひしと感じられました。

これにて、前半の部は終了となります。

≪スポンサーリンク≫

中世交流会

後半は中世交流会!

入れ替えの時間30分の間に、ドリンクとスイーツを怒涛の如く準備&提供していきます。少しばかり入れ替えの時間は過ぎてしまいましたが、前半に比べてスムーズに出すことができたと思います。

皆様席を立ち、和気あいあいとお話をされていました。

甲冑を持ってきてくださったお客様もみえました!

中世界では有名な方であるRichard様です。

中世ドイツの実際の甲冑を元にして作られており、鎖帷子は手編みで作ったとか!凄すぎる…!

実際に持たせていただいたのですが、鎧、重すぎる…!これを着込んで戦争をしていた当時の騎士達は恐ろしすぎます。ガントレットだけでも、腕を振ると肩がやられそうな重みでした。マントですら重い。

アーマーに関する貴重な書籍も持ってきてくださり、本当にありがとうございました!

次に、愛知県豊田市にあるライブラリーリエバナのオーナー様。

中世スペインの黙示録写本のファクシミリ版などの貴重な本を沢山所有されているお店で、私は過去に二回足を運ばせていただきました。

リエバナ様がイベントの為に、実際の聖書の写本とファクシミリ版の写本を持ってきてくださったのです。

うわあ~!嬉しい!実寸大の写本に皆様釘付けで、楽しそうにページをめくられていました。本当にありがとうございます。

HPはこちらになります。

中世スペインの写本紹介 ライブラリー リエバナ

中世スペインの代表的写本「ベアトゥスの黙示録註解書」のファクシミリ版を中心に彩色写本の世界を紹介するライブラリーです。

現在、リエバナ様は「異形の中世」というテーマで展示しており、写本に住む中世の不思議な怪物たちを見ることができます。

私はこれの魅力に釣られて来店してしまいました(笑)

写本をめくるのが、とーっても楽しかったです!

ヒエロニムス・ボスの源泉にもなったとされている、様々な生き物がハイブリッドとなった不気味で可愛くもある怪物たち。ぜひ、皆様も見てみてくださいね^^

ラットレル詩篇のファクシミリ写本 (リエバナさんにて撮影)
ブリューゲルの版画 大きな魚は小さな魚を食う (リエバナさんにて撮影) 2017年「バベルの塔展」のマスコットキャラ「タラ夫」のモチーフになった怪物もいます。かわいい!

妙遊さんも三回に渡り、テューアの書籍の中から選書をしてブックツアーを行ってくださいました。興味深い内容で楽しかったです。ずっと聞いていたい。

他のお客様も筋金入りの中世好きさんである事が感じられ、「ずっと来たくて、ようやく来れた!」とか「オープン前からブログを見ていたよ」とか嬉しいお言葉をくださいました。ぬいぐるみやアクセサリー、しおりなどの雑貨も購入してくださり、本当に飛び上がらんばかりに嬉しいです。

時間はあっという間に過ぎ去ってしまいました。妖精に騙されたかのような夢うつつの時間でした。

楽しく、刺激的で、学びのある時間を過ごさせていただきました。

イベントに参加してくださった方々、お手伝いをしてくださった頼もしい助っ人のお二人、交流会を盛り上げてくださった方々、そして妙遊さん。

本当に、ありがとうございました!

ランスロット卿とガウェイン卿のスイーツ

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA