ケルトや北欧圏では最上の数字とされている「9」が並ぶ、2023年 9月9日(土)。

この日は吟遊詩人である「妙遊(みゅう)」さんをお招きして、ハープの弾き語りと講座、交流会のイベントを行います!!

中世の世界では、宴の場でロマンスや武勇伝などを弾き語りして人々を悦ばせていた吟遊詩人。

遠方よりはるばる旅をして、我がブックカフェテューアにもお越しくださるのです!ありがたや~。

わくわくしてしまいますね^^

イベントは前半【弾き語りと講座】と、後半【交流会】に分けられます。

妙遊様 吟遊詩人 

世界の神話伝説を、竪琴を奏でながら語り継ぐ吟遊詩人。

いにしえの伝承を抱き、中世より遣わされし生ける語り部。

アーサー王伝説がメイン。

弾き語りと講座

テーマはアーサー王伝説に登場する、ガウェイン卿とランスロット卿。

彼等は円卓の騎士に所属しており、物語の重要人物。

ガウェインはアーサー王の甥であり、片腕的存在。力に優れて仁義に厚く、騎士道を重んじ、曲がった事を嫌う真っすぐな心の持ち主。それ故、頑固で強情な一面もあります。

ランスロットは湖の騎士と呼ばれ、文武両道のイケメン。騎士の鑑とされ最強と謳われているものの、繊細で脆い一面も持ち合わせています。グネヴィアになじられ狂気に陥ったことも…。

正反対の性格の二人は友情で結ばれ、他の円卓の騎士達と共に王を支えていました。

しかし、ランスロットがアーサー王の妃グネヴィアを愛し、通じてしまった故、関係にひびが入ってしまいました。グネヴィアを救出する際に、ランスロットがガウェインの弟三名を殺害。それが決定打となり、ガウェインは彼に復讐を誓ってしまいます。

二人の深き友情、悩みの末の憎しみを、妙遊さんが美しきケルティックハープの音色と共に、謳いあげてくださいます。

めちゃくちゃ楽しみです…!!

講座もガウェイン卿とランスロット卿についてとなります。

硬と柔、対極とも言うべき二人。物語だけでは伝えきれなかった部分を解説し、「中世の騎士道とは」という、根底の部分まで言及してくださいます。

妙遊さんの弾き語りと講座を聞けば、アーサー王伝説について深く知れること間違いなし!

美しき音色に心を奪われ、めくるめく中世の騎士の世界に浸ってください^^

交流会

後半は、中世ヨーロッパに興味がある方、好きな方による交流会を行います。

中世西洋LOVE!という方だけではなく、「中世ってよく分からないけれど、ちょっと興味あるなぁ…」「中世ってゲームや漫画しか知らない」という方でも勿論大丈夫。

知らないとは即ち、新たな扉が開かれること。新たな世界へ踏み込んでいただければ幸いです^^

「中世は好きだけど、皆とお話をするのは緊張する…。聞き役になりたいなぁ」という方は、妙遊さんが蔵書から中世の本をピックアップして紹介する、ブックツアーを行ってくださいます。15:30〜 16:00〜 16:30〜の3回、10分程度。こちらはフリー参加になります。

また、確定ではございませんが、中世の鎧の試着ができるかも…!?なので、こちらも興味を持っていただければ嬉しいです。

このような機会はなかなか訪れないと思うので、ぜひぜひご参加をお待ちしております!^^

コース

【Aコース】 ¥2,500
語り&講座

《1ドリンク・1スイーツ》

13:00開場 13:30~15:00

【Bコース】 ¥2,500
中世交流会

《1ドリンク・1スイーツ》

15:00開場 15:30~17:00

【Cコース】 ¥4,500
語り&講座+中世交流会

《2ドリンク・1スイーツ》

13:00 開場 13:30~15:00

15:00 休憩 15:30~17:00

【Dコース】 ¥5,000
語り&講座+中世交流会+スイーツ

《2ドリンク・2スイーツ》

13:00 開場 13:30~15:00

15:00 休憩 15:30~17:00

ドリンク&スイーツについて

ドリンクはメニューにあるものを選んで注文をお願いいたします。

A、Bコースは1つ、C、Dコースは2つドリンクを注文していただけます。

A~Cコースはどちらか希望されるスイーツ、Dコースは2つとも提供いたします。

そして、スイーツの内容ですが…。なんと!!

私がガウェイン卿とランスロット卿をテーマにしたスイーツを作ります!

7/19 (水)追記 特別スイーツの内容を発表です!

お待たせいたしました。お二人をイメージしたスイーツはこちらになります~!!

どどーん!!

爽やかさと情熱、青と赤、柔と剛!

少し顕著かもしれませんが、お二人のイメージカラーや雰囲気を考慮して作らせていただきました。

詳細はこのような感じです。張り切り過ぎて、詠唱魔法のように名前がやたらと長くなってしまいましたが、お気になさらず^^;

≪サー・ランスロットへ捧げる
 ⽩ワインたゆたう ファー・ブルトン
 湖のミントゼリーを添えてー… ≫

フランスのブルターニュ出身のランスロット卿。ファー・ブルトンはブルターニュ地方に伝わる伝統的なスイーツとなります。

下側にプルーンを並べ、卵とミルクをたっぷりと使った生地はもっちりとした食感。固焼きプリンのようなスイーツなのです。

ファー・ブルトンはプルーンの入りの固焼きプリン風のスイーツなのですが、若干重たいという印象だったので、私の裁量でアクセントとして、白ワインゼリーを乗せました。

光の反射によりゼリーが反射して輝き美しく、軽やかでさっぱりとした風味が楽しめます。

ランスロットは白銀の鎧に身を包み、白馬を所持しているそうで、猛々しく強くとも爽やかイケメンなイメージ。白ワインゼリーにより、彼の光輝く雄姿をより一層表現できたと思います。

飾りつけはミントの葉です。

また、ランスロットは湖の乙女に育てられた過去があることから、「湖の騎士」と呼ばれています。

それに由来し、落ち着いた水色のゼリーを作成しました。青い天然着色が出せるハーブ バタフライピーと、スペアミントをブレンドしております。

ミントのすっきりとした風味が鼻を抜け、目にもお口にも優しいさっぱりとした味わいのゼリーとなっています。

※ バタフライピーは生理中、妊娠中、授乳中の方はお避け下さいませ。

ランスロット推しの方、そうでない方もぜひ、彼の名を冠したファー・ブルトンをお召し上がりください!^^

≪サー・ガウェインへ捧げる
 林檎と梨とタラの 四旬節のタルト
 ⾚ワインジュレをかけてー… ≫

特製ジュレをかける前
特製ジュレをかけた後

お次は実直と激情の狭間、ガウェイン卿のスイーツ!

彼の好物である林檎と梨を使用した、お魚タラの入った四旬節のタルトとなります。

四旬節(しじゅんせつ)とは、特定の46日間、肉や乳製品などを食してはいけないというキリスト教の風習のことを指します。なので、この期間では魚が多く食べられていました。

イングランド初の料理の指南書「ザ・フォーム・オブ・キュリー」から、歴史料理研究家の「音食紀行」遠藤雅司氏が再現したレシピがございまして、そちらをお借りさせていただきました。

遠藤氏に「レシピをお借りしても良いですか?」とご連絡をしたところ、快く承諾してくださいました。使わせていただき、本当にありがとうございます…!

もう少し下記に遠藤氏のご紹介を載せたので、とくとご覧くださいませ!

今回のスイーツは、そのレシピを私なりに更にアレンジして作らせていただいたものになります。

林檎と梨とレーズン、干しイチジクなどの具材を白ワインで煮て、お魚のタラを投入。色々なスパイスを入れ、更にことこと煮て、タルトに具材を入れてパイ生地を被せて焼きました。

フルーツとお魚のタルトって美味しいの?と疑問に思われるかもしれませんが、いけます!お惣菜とスイーツの狭間のような感じで、どちらも存在を感じられるのですが、喧嘩せず手を取り合っています。

飾りつけとして、ガウェイン卿の紋章である双頭の鷲の翼をイメージして、羽をそっと添えさせていただきました。

赤ワインジュレの中にも、林檎と梨がたっぷり!

ランスロット卿のゼリーとは異なり、こちらはタルトにかけてお召し上がりください。そうすることで、目にも楽しいですし、より一層豊潤な香りがして美味しくなります。異種間のハーモニーを感じていただければ嬉しいです。

ガウェイン卿の推しの方も、そうでない方もぜひ、四旬節のタルトを召し上がってください!^^

さて、ご覧いただいているあなたは どちらを選びますか?

両方選んでいただいても大丈夫です。むしろ、大歓迎です!^^

歴史料理研究家「音食紀行」 遠藤雅司⽒

⾳⾷紀⾏は、過去に食されてきた料理を「歴史料理」としてその再現を試み、その料理を提供するプロジェクトです。「⾳」「⾷」「紀⾏」とあるように、⾳楽と食事を通じて、時代旅⾏を疑似体験するイベントになります。

音食紀行 遠藤氏のホームページより抜粋

歴史と食、音楽を通じて様々な活動をされている遠藤雅司氏。

書籍として「歴メシ!」「英雄たちの食卓」「食で読むヨーロッパ史2500年」「古代メソポタミア飯 ギルガメッシュ叙事詩と最古のレシピ」などがございます。

また、こちらは音食紀行様と、妙遊様が共同執筆した同人誌「ガウェインの食卓」。

こちらも見てみてください~!

ガウェインの食卓<プロトタイプ> - onshokukiko - BOOTH

「アーサー王と円卓の騎士たち」に登場する円卓の騎士の一人ガウェインを取り上げた同人誌です。今回、時間制約で食物語は要点のみとなるプロトタイプ(試作版)として刊…

音食紀行様の公式ホームページはこちらになります。

音食紀行 | 音食紀行の公式サイト(総合情報ページ)となります。

⾳⾷紀⾏は、過去に食されてきた料理を「歴史料理」としてその再現を試み、その料理を提供するプロジェクトです。「⾳」「⾷」「紀⾏」とあるように、⾳楽と食事を通じて…

予約方法

こちらのアドレスへ予約メールをお送りください。
ginyushijin@ymail.ne.jp

件名「9月9日予約」
本文に「お名前・人数・コース名・スイーツのご希望(ランスロットかガウェイン)」をお書きください。
Dコースの場合は両方のスイーツが出る為、ご希望は記入不要です。

※席数に限りがある為、満席になりましたら予約を打ち切らせていただきます。

まとめ

吟遊詩人の方によるランスロット卿とガウェイン卿の弾き語りと、二人の騎士の為に生まれた特別スイーツ二種。おそらく、これは日本初とも言える唯一無二のイベントです。この場より、新たなる伝説が幕を開けるのです!

アーサー王伝説に詳しい、詳しくないは全く関係ありません。少しでも興味を持たれた方は、ぜひぜひカモンです!

皆様のご参加を、心よりお待ちしております^^

―お願い―

定員が埋まりましたら募集を締め切らせていただきます。

食器は数に限りがある為、写真のものと異なると思われます。

駐車場に限りがある為、公共交通機関もしくは相乗りでお越しくださると助かります。

当日は予約のみの貸し切りとなります。ご注意くださいませ。

お支払いは現金のみになります。

クラウドファンディング特別クーポン券はご使用できません。

お願いいたします。

≪イベント情報は妙遊さんのページからも見る事ができます≫

YouTubeで弾き語りを公開してみえますので、こちらもご覧ください^^

吟遊詩人 妙遊|note

吟遊詩人。神話伝説を語り、竪琴を奏でます。アーサー王伝説メイン。国際アーサー王学会会員。

Ginyushijin Mu - YouTube

世界の神話伝説を語る、吟遊詩人。

≪イベントレポートはこちら≫

アーサー王伝説の弾き語りと講座&中世交流会のイベントレポート。ランスロット卿とガウェイン卿の雄大な物語と、めくるめく輝く中世の世界

皆様、こんばんは。 9月9日(土)に行われた、「吟遊詩人の妙遊様によるアーサー王伝説の弾き語りと、騎士道講座&中世交流会」のイベントレポートをお伝えしたいと思います…