青い松ぼっくりのスイーツ「幻のヴァレニエケーキ」が期間限定で登場!ロシア周辺で食されるヴァレニエとは
皆様、こんばんは。
突然ですが、あなたは松ぼっくりを食べたことはありますか?
「え、松ぼっくり?松の実はともかく、松ぼっくりって食べ物なの?」と考えたあなたは、お友達です。私も最近まで食べ物と認識しておりませんでした。
先日、私は常連様に衝撃的なことを教えていただきました。
それは、ロシア(東欧あたりも)にはジャムの一種「ヴァレニエ」という伝統的な食べ物があり、青い松ぼっくりのヴァレニエが有名であると。若い松ぼっくりを収穫して調理すれば、日本でも作ることができるということを。常連様の友人が作られたそうで、画像を見せていただきました。
「面白そう!ヴァレニエを作りたい!えっ、5~6月しか収穫できないの?じゃあ今作るしかない!」と私は後先考えずに猪突猛進して、若い松ぼっくりを採ってきて、色々とレシピを検索してヴァレニエを作ってみました。
簡単にではありますが、以下ご紹介します。
収穫したての青い松ぼっくりをよく洗い、一晩水に漬けます。本当は3cmほどの物が良いのですが、丁度いいサイズのが手に入らず3~5㎝のものも使っています。松やにでめちゃベタベタします…。
松ぼっくりに対して同じ重さの砂糖と水を入れ、ことことと煮ます。私は最初蓋をして、後から蓋を外して煮ました。
見栄えがちょっとグロテスクですね^^;煮ていくと段々色が赤色に変化していきます。アクが物凄く出ますので、鬼のようにとっていきます。私は1時間半ほど煮ました。長かった…。
良い赤色になり澄んできたらヴァレニエの完成!松ぼっくりは思ったより硬くなく、柔らかくできました。
ヴァレニエの作り方は様々あると思います。本場とは全く違うものと思われますが、テューア印のヴァレニエとしてご了承くださいませ…。
ヴァレニエの匂いは常連様から聞いていた通り、まるでベリーのような感じでした。味も松の風味こそしていても、フルーティー!少し渋みがあるものの、あの青い松ぼっくりが本当に食べられるなんて…。
不思議!感動…!
≪スポンサーリンク≫
と、前置きが長くなってしまいました。ここからが本題です。
それを使って「幻のヴァレニエケーキ」を作りました!
見た目はシンプルなケーキですが、侮るなかれ。
生地の中にヴァレニエのシロップと刻んだ松ぼっくり、松の実を使用。親子ではなく、松の赤ちゃんと子供を使っているのです!(言い方)
ケーキを一口食べると、生地のふんわり感と甘さ、かけられたチョコの苦味が最初に来ます。そして、後から松ぼっくりの風味が鼻を抜けていきます。松ぼっくりの食感と松の感じがまるでスパイスのようで、面白いですよ!
上にかけた粉砂糖と添えられた生クリームは色合いの為にノリでつけさせていただきました^^
なお、ヴァレニエは中世ルネサンス時代にありそうな気はしますが、存在するか定かではなく、ヴァレニエケーキは私のオリジナルレシピになりますので、「幻」と付けさせていただきました。(中世にはないチョコも使ってしまいましたし…)
気まぐれスイーツ「幻のヴァレニエケーキ」は6/7(金)より販売開始です!
他のスイーツと同様に、ドリンクセット¥900となります。
作ったヴァレニエがなくなり次第終了いたします。定かではないものの一か月ほどはもつかしら?終わりそうになりましたら、SNSにてお伝えいたします。イベントがある日は提供できませんので、ご了承くださいませ。
青い松ぼっくりのヴァレニエを使ったケーキは、おそらくブックカフェテューアでしか食べられないでしょう。
皆様、ぜひぜひお召し上がりくださいませ~!
≪ヴァレニエケーキは終了いたしました≫
≪ヴァレニエのwikiはこちら≫