吟遊詩人 妙遊様による弾き語り「ギリシャ神話の世界」イベント。十二星座と神統記、流刑の神々のきらめく古代ギリシャの軌跡

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皆様、こんばんは。

一気に暑くなりましたね。梅雨だというのに、店でも家でも冷房が手放せなくなってしまいました。この夏が心配です…。

皆様も、熱中症には充分お気を付けくださいね。

では、先日、行われたイベントのレポートをお伝えしたいと思います!

イベントの詳細はこちらになります。

6月14日(土)イベント≪吟遊詩人 妙遊様によるギリシャ神話 弾き語り≫

≪スポンサーリンク≫ 皆様、こんばんは。 ブックカフェ テューアにて、6回目となる吟遊詩人 妙遊さんによる弾き語りイベントが行われます! 今回のテーマは「ギリシャ神話…

イベント当日はあいにくの雨天。

「雨かぁ…」と最初は少ししょんぼり思っていましたが、古代ギリシャでは雨量がずっと少なく、干ばつが恐怖の対象でした。雨ごいの儀式が行われ、雨は神より授かる恵みの雨とされていたのです。

そう思えば、今日の天候はギリシャの神々より祝福されているのでは…!?と、妙遊さんと話していました^^

気候もそれなりに暑くなく、現在のめちゃくちゃ暑い気候に比べると過ごしやすかったのも良かったです。

今回も受付の後にお客様へイベントスイーツを提供し、妙遊さんの弾き語りがはじまりました!ぱちぱちぱち…!

第一部 十二星座の神話

空にまたたく星々を眺め、形を当てはめ、古代ギリシャの人々は素晴らしい物語を生み出しました。十二星座にまつわる神話はどこかで聞きかじったことはあっても、詳しい内容は知らない、うろ覚えだなぁ、という方は多いのではないでしょうか。私はそんな一人です。

第一部では、4月のおひつじ座から始まり、3月のうお座までを一つずつ丁寧に語ってくださいました。

どの物語も面白かったのですが、かに座の蟹君のいじさしさ、さそり座におけるオリオンのとばっちり感、いて座のケイローンのうっかり感、やぎ座とうお座のやっつけ感が好きでした^^

うお座は神々が「面白いから記念に星にしとこ~♪」って「魚拓かよっ!」と内心突っ込んでいました(笑)

おとめ座のペルセポネのお話で、ザクロとキュケオーンが登場したのはテンションがあがりました。ありがとうございます^^

第二部 神統記&流刑の神々

第二部はヘーシオドス「神統記」と、ハインリヒ・ハイネ「流刑の神々」を主にした語りを披露してくださいました。

神統記は世界や神の成り立ちや興り、ゼウスが如何にして最高神となり得たか、ティターン神とオリュンポス神の戦いティタノマキアについて、オリュンポス十二神の紹介などでした。

我が子を次々と飲み込んでいくクロノスのシーンを聞いていると、どうしても画家フランシス・ゴヤの作品で有名な「我が子を食らうサトゥルヌス」を思い出しますね。絵画では頭からばりっばり食べているので、ゼウス以外助かりそうにない状態ですが…^^;

それにしても、ゼウスが成人するまでクロノスに飲み込まれ続けていたというのに、元気に、しかも赤子から成人した状態で出てくるお兄さんお姉さんって、どういう状態だってばよ?

考えてはいけない領域の、神話ミステリー…。

大地のガイアと深淵タルタロスの間に、怪物テュポンが生まれたり、ヘカトンケイル等の巨人たちがわらわら出てくるって、改めて話を聞くと、物凄いスケールが大きい…。雷落としまくって大地を沸騰させるゼウスも半端ない規模ですね。

人間臭い一面が多いギリシャの神々ですが、やはり古代ギリシャの人々は彼らを信仰し、神殿を建てて畏怖していたということが感じられます。

そして、次は「流刑の神々」。

19世紀の有名な詩人ハイネは、キリスト教が台頭し、宗教的に追いやられてしまったギリシャの神々の末路を想像して書いています。

恥ずかしながらバタバタして本が読めず、どんな内容なのか知らずにお話を聞きました。

流刑の神々というから、結構悲惨な末路なのかな?と思っていましたが、ゼウス以外は割と強く地に足をつけて生きていました(笑)

ヘルメスやアポロンの逸話も面白かったのですが、やはりラストのディオニュソスが大盛り上がりでしたね^^

最初は「なんだろう?」ではじまり、派手な描写があり、そして盛大なオチで終わる。民話的なストーリーでしたが、妙遊さんの卓越した話しぶりもあり、すごく面白かったです!

イベントの後に、流刑の神々を拝読しました。(遅い)

内容は妙遊さんが話してくださった通りなのですが、やはり文章と語りとは全然異なるなぁと感じました。

時代や文体もあるのでしょうが、なんというか原作はかしこまっており、どこか第三者的な印象に思えてしまいました。原作にしかない深堀りできる記述もあり、それはそれで魅力的です。

妙遊さんがいかに物語を練り上げ、聞き手に対して分かりやすく、惹き込まれるように語っているかが分かりましたね。

他のイベントの物語もそうですが、盛り上がりが卓越すぎる。改めて凄いです。尊敬…!

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イベントスイーツの裏話

さて、古代ギリシャのチーズケーキ「プラケンタ」と、ザクロゼリーとクルラキア、キュケオーン。

結構特殊なので、お客様に受け入れていただけるか心配していましたが、「美味しかったよ」と暖かい言葉をいただけ、とても嬉しかったです…!

そこで折角なので、私の胸奥にしまっていたスイーツの裏話を二つお話したいと思います。

今回のスイーツの主人公であるプラケンタ。

実は、スペルト小麦を使っていました。

スペルト小麦は古代小麦ともいわれ、約9000年前から存在している、遺伝子操作の行われていない品種です。

古代ギリシャでも勿論スペルト小麦は使用されており、じゃあプラケンタに使わねば!と全てではないものの、スペルト小麦を入れていました。

なのに…なのにです。

宣伝でお伝えするのをすっかり忘れていました^^;

なんという凡ミス。HPやSNSの告知で「スペルト小麦入りですよ。古代からあるのです!」と書いていないと気付いたのは、ほぼ満席になってから。

もう、時既に遅し…。言うタイミングを完全に逃しました。なのでイベントが終わってから、すっごい今更ですが、今ここで白状いたします。

あの…プラケンタはスペルト小麦入りです^^

あともう一つ、やらかしてしまったことがあります。

こちらは、告知の際に掲載したキュケオーンです。

音食紀行、遠藤雅司様の「歴メシ!」に登場するレシピにて作らせていただきました。

写真にあるキュケオーンは水分が少なめで粒々している感じ。しかし「歴メシ!」で掲載されていたキュケオーンはもっとさらっとしていて、水分が多い感じなのです。

何故、そのような差が生まれたのか…?

レシピや分量はその通りに作ったのですが、一つ思い当たる節がありました。

私は「大麦」をミキサーにかけ、「大麦粉」にしました。

キュケオーンのレシピにある「大麦粉」。どの店舗を探しても売っていませんでした。

ネットで購入すれば手に入るものの、私はお米コーナーで「押し麦」を発見し、押し麦は大麦であることを知ります。

そこで私はこう考えたのでした。

大麦をミキサーにかければ、大麦粉になるのでは!?と。

そこで私は勇んで押し麦を購入し、店でミキサーに細かくかけました。

目視では結構細かく砕けていて、良い感じ♪と思っていましたが、作ってみたらああなりました…^^;

ミキサーにかけたとしても粒はどうしても残るようで、水分を多く吸って様子が違ってしまったようです。

「なんか違うぞ…?」と頭の片隅で思っていましたが、時間が押していてネット購入が間に合わず、そのまま掲載することにしました。

音食紀行さん、すみませんでした…(汗)

イベント本番では、ちゃんとした大麦粉を購入して作らせていただきました。

そしたら案の定「歴メシ!」の写真にあるような、さらっとしたタイプのキュケオーンができあがりました。

レシピ通りに作るって大事…と、しみじみと思いました。

テューアはこれで新たなる知恵を得ました。

大麦を粉しても粉にはならない…!

遠藤雅司様の「歴メシ!決定版」、良ければ手に取ってご覧くださいませ^^

皆様の嬉しいお声

≪妙遊さんからも…!≫

皆様、嬉しいお声をありがとうございました!

インスタにもお声をいただいていたのですが、掲載が上手くできず断念…。すみません。

また、アンケートを送っていただいた方々にも感謝いたします。にやにやと全て読ませていただきました。ご意見やご希望につきましては、検討いたします…!

大盛況のうちに終了した今回のイベント。

妙遊さんによる弾き語りイベントの続報を、楽しみにお待ちくださいませ。

私も誠心誠意、変な特別なスイーツを作らせていただきます!

ご参加された皆様、妙遊様、ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!

これからも、どうぞよろしくお願いいたします^^

ドラゴン君、皆様に可愛がってもらえました^^

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