

皆様、こんばんは。
ブックカフェ テューアにて、6回目となる吟遊詩人 妙遊さんによる弾き語りイベントが行われます!
今回のテーマは「ギリシャ神話」。一部と二部に分かれ、一部は十二星座の神話、二部は神統記を軸とした神々の誕生から繁栄まで、そしてキリスト教による変貌までを語ってくださいます。
ギリシャ神話といえば、漫画や映画、ゲームやアニメなどあらゆるコンテンツで取り上げられているので、ゼウスやヘラ、アポロンやヘルメスなどの神々、ヘラクレスやアキレウス、ペルセウスなどの英雄の名を知らない人は少ないのではないでしょうか。書籍なども充実しているので、ギリシャ神話に触れる機会は多いと思います。
ただ、吟遊詩人の語りでギリシャ神話を聞く機会はそうそうありません。
自分の誕生月の星座にまつわる物語を、吟遊詩人に語っていただけるなんて素敵じゃないですか? 私は天秤座で、物語としては救いがないダークな感じなのですが、どのように語っていただけるかワクワクしております^^
カオス(原初の混沌)から神々の誕生、繁栄から時代による変化までの一連の流れも、ギリシャ神話を学ぶうえでとても助かります。あれやこれやとブツ切りに覚えて、忘れるを繰り返す私…。神話に様々なエピソードがあれど、それの主軸となる流れを語っていただけると学びやすいと思います。
激しくも美しい吟遊詩人と神話の競演を、ぜひ皆様に体験していただきたいです!
ご参加を心よりお待ちしております~!
イベント詳細
2025年6月14日(土)
13:30~17:00
≪第一部≫
「十二星座のギリシャ神話」
13:30~15:00 (13:00 開場)
≪第二部≫
「神統記」
15:30~17:00 (15:10 開場)
コース
Aコース ≪第一部≫
1スイーツ+1ドリンク
2,800円
Bコース ≪第二部≫
1スイーツ+1ドリンク
2,800円
Cコース ≪第一部と第二部通し≫
1スイーツ+2ドリンク
4,800円
予約方法
AコースとCコースは満席となりました。
ありがとうございます!
Bコースはまだお席少しございます。
件名「ギリシャ予約」本文「お名前・人数・コース名」をお書きいただき、以下のメールアドレスまでお送りくださいませ。
ginyushijin@ymail.ne.jp
イベントスイーツ

\ プラケンタ /
今回のイベントスイーツは、古代ギリシャのチーズケーキ「プラケンタ」と、愉快な仲間たちです!
プラケンタ (Placenta)は薄い層を何層も重ねた生地にチーズと蜂蜜を入れ、月桂樹の葉で風味付けしたケーキを指します。
英語ではプラセンタといい、「胎盤」を意味しますが、一説によるとこのケーキの形状に似ているから名付けられたとか。ケーキの方が先なんですね…!
様々な文献にプラケンタと思われる食物は登場しますが、共和制ローマ時代の大カトーの「農業論」に記されているレシピが一般的となります。
カトーさんのレシピを調べて忠実に作ってみたいと思ったのですが、生地がめちゃ固かったり、シンプルすぎたり、手間が恐ろしかったりと、変更を余儀なくされました。ユルシテ…。
今回のイベントスイーツのプラケンタは、食べやすいよう油分を入れた生地にしたり、クルミを入れたり、内部にパイシートを入れて層を作ったり改良しています。また、大きく焼いて切り分けて提供するところを、一人前用のミニサイズとして制作しています。
蜂蜜をかけた外の生地と6層の中のパイ、香ばしいクルミ、自作のリコッタチーズと蜂蜜の優しい甘さのハーモニー。下に敷いた月桂樹の葉の風味が、ふんわり鼻を抜けていきます。(葉は取り除いてあります)
テューア印のプラケンタをお楽しみいただければ幸いです^^

そして、他のお仲間もご紹介します。
手前におります、くるんとした形のお菓子は伝統的なギリシャのクッキー「クルラキア」!
クルラキア(Koulourakia)の歴史は古く、なんと青銅器時代のミノア文明あたりから萌芽したとされています。なんでも蛇崇拝の為に、くるんとした細長い形のペイストリーを焼いたのが始まりだとか。紀元前2000~1600年頃なので、古すぎますね…!
形もレシピも様々な種類がありますが、テューア印のクルラキアは柑橘とバニラとごまの風味が香る、さっぱり&さっくりとした優しい味わいのクッキーとなっております。
そして、左側にみえる赤い丸いものは「ざくろゼリー」となります。
ギリシャにおける果物は色々あれど、個人的に神話内で真っ先に思いついた果物が「ざくろ」でした。冥界王ハデスに攫われたペルセポネ。母デメテルは必死に娘を返すよう働きかけますが、ペルセポネがざくろを4粒を食べてしまった事で、1年の1/3を冥界にて過ごすことを余儀なくされました。
本当は本物のざくろ実を散らしたかったのですが、旬が秋の為に入手できず、冷凍は予算的にも厳しく、ざくろ100%のゼリーとさせていただきました。ユルシテ…。
まん丸のゼリーの見た目はざくろの実以外にも、惑星や星をイメージしているので、爽やかな酸味と共にお楽しみください。
目で見て、食べて楽しんでいただけたら嬉しいです^^

そして、こちらは古代ギリシャの飲食物「キュケオーン」。
「かき混ぜる」という意味を持ち、お粥のような食べ物です。古代ギリシャにおけるメニューとして最も有名な存在です。
キュケオーンは女神デメテルとペルセポネ崇拝の催事である、エレウシスの秘儀でも使われていたとされ、ホメロスの「イリアス」や「オデュッセイア」などにも言及されております。
粉にした大麦とセモリナ粉、自作したリコッタチーズと蜂蜜などを使用し、仕上げにミントをあしらいました。
もう少し柔らかくなる予定でしたが、ちょっと水が少なくなってしまいました…。それでもチーズと蜂蜜の甘味と塩味を感じる、優しい味わいとなっております。
キュケオーンを召し上がり、神話の世界を感じていただけたら嬉しいです^^
音食紀行の遠藤雅司様
こちらのキュケオーンは音食紀行を運営する遠藤雅司様の書籍「歴メシ!決定版」のレシピを参考にして製作させていただきました。
遠藤様は「歴史料理」を忠実に再現し、その料理を提供するプロフェッショナルで、多くの書籍を出版されています。
「歴メシ!決定版」は2023年のドラマ「À Table!〜歴史のレシピを作ってたべる〜」の原案ともなった書籍で、古代~近代までの様々な時代や国の歴史的なレシピを紹介しています。
気になるレシピがいっぱいありますよ…!
プラケンタとキュケオーンに使用しているリコッタチーズも、この書籍に掲載されている作り方で製作しております。
とっても面白いので、皆様もぜひご覧くださいませ^^
また、遠藤様の他の書籍「食で読むヨーロッパ史2500年」にも、キュケオーンが掲載されています。
こちらは題名が示す通り、ヨーロッパの長い歴史を食を通して語っていただいています。コラムも興味深いですし、カラー写真付きのメニューとレシピも載っており、眺めているだけでわくわくしてきます!
こちらもよろしければ、お手に取ってみてください^^
また、本場のプラケンタのレシピを知りたい方は、遠藤様が監修を手掛けた書籍「人類4000年のレシピ」に掲載されています。
65種類ものレシピを知れるのは素晴らしい…!2024年12月に出版されたばかりの新刊です。歴史料理が好きな方は、ぜひ手に取っていただきたい一冊です!
≪遠藤雅司様の音食紀行の公式HPはこちら≫
音食紀行 | 音食紀行の公式サイト(総合情報ページ)となります。
⾳⾷紀⾏は、過去に食されてきた料理を「歴史料理」としてその再現を試み、その料理を提供するプロジェクトです。「⾳」「⾷」「紀⾏」とあるように、⾳楽と食事を通じて…

こちらのイベントスイーツのアレルゲンは、【卵、くるみ、小麦、乳、オレンジ、ごま】となっております。また、【りんご、アーモンド】は当店の通常メニューにて使用しております。
イベントスイーツの原料を他に知りたい方は、お問い合わせをお願いいたします。
古代ギリシャのスイーツを食べながら、星座や神話に関する弾き語りを愉しむ…。
古代の世界に彩られたイベントを、ぜひ体験してください。
皆様のご予約を心よりお待ちしております!^^


―お願い―
定員が埋まりましたら募集を締め切らせていただきます。
駐車場に限りがある為、公共交通機関もしくは相乗りでお越しくださると助かります。
当日は予約のみの貸し切りとなります。ご注意くださいませ。
お支払いは現金のみになります。
お願いいたします。

≪プラケンタのwikiはこちら(英語)≫
≪クルラキアのwikiはこちら(英語)≫
≪キュケオーンのwikiはこちら≫