砂壁をはがして下地材を塗りました!漆喰の下準備は思ったよりも大変です…【ブックカフェDIY】
事後報告となってしまいますが、年末から年明けにかけて壁のDIYを行いました!
古い砂壁から表面の砂をはがし、漆喰で仕上げる為に白い下地材を塗りました。下地材は漆喰と同様に練って塗り込むタイプのもので、全くの未経験。ノリと勢いでやってみました!
では、素人による気合のDIYをお伝えします。
砂壁をはがします
我が家の壁はこのような感じでした。
ざらざらしており、こするとポロポロと砂が落ちてきます。この上から下地材を塗ると、古い砂がはがれて弱い壁になってしまうので、これをある程度はがす必要があります。
水で湿らせるとはがしやすいという知識をテレビやネットで入手したので、まずはお手製のペットボトルシャワーや、びったびたに濡らした雑巾を使って壁を湿らせていきました。
ある程度水を含んでふやけてきたら、力強くこすって砂を落としていきます。
広い部分は、園芸や潮干狩りで使うねじり鎌を使いました。このような感じのものです。
また、かなり濡らした雑巾でそのまま強くこすっても、いい感じに落とすことができました。
砂壁の下がコンクリやボードとかだったらやりやすいのですが、土壁なので難しい。強くこすりすぎると一緒にはがれてきてしまう…!うっかり削り取って、くぼんだ場所もちらほら^^;経年劣化で元から穴がある場所もありますし…。あとで誤魔化さなきゃ。
きわの部分は固めの刷毛を使ってこすると、いい感じにとれました。
はがすのに力がいるし、ポロポロと落ちる砂が頭や顔にかかるし…^^;
なかなか苦戦しましたが、どうにか大体はがすことができました!
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下地を塗ります
川崎さんに相談してみたところ、古い土壁の上に直接、漆喰を塗ることができないとのことで、下地材としてこちらの商品を紹介していただきました。
いでよ、塗り替えプラスター!!
こちらは石膏ボード、合板、土壁など様々な壁に塗ることができる便利な下地材で、プロの左官さんが使っているもののようです。ひとまず業務用パックの6袋を購入しました。(足りなくなって、後からもう6袋を購入しました…)
業務用の材料を業務買いして、壁を塗るなんて貴重な体験ですよね。後にも先にも、もう体験できないかもしれない。
塗り替えプラスターは1袋3.5㎏入りで粉ものです。漆喰と同様に、水を入れて練る事で使用できるようになります。
私は以下のように作りました。
1. 袋を開封し、その中に水1.7L程度を投入。
2. 口を輪ゴムで閉じ、手で握って中が飛び出さないように、とにかく膝や肘で押す!練り練り!
3. ダマがなくなって水と混ざってきた~いい感じ!と思ったら、10分以上放置して馴染ませる。
4. トレーに出し、水と混ぜて軟度を調節して完成!練りながら、押し付けるようにして塗る。
塗り替えプラスターを塗る前に、養生テープと透明ビニールを使って汚れてはいけないところを守りました。
練ったり塗ったり移したりしている間に、やっぱりめちゃくちゃ汚れます…。服もあちこちついて真っ白になりました。養生大事!
プロの左官さんが使うこのような感じの「こて」を使って塗っていきます。
こてが使い辛い細い場所は、粘土用のヘラや掃除用のヘラなど使えそうなものは全て利用しました。
左官さんなら、こて一つでなんでもこなせちゃうのでしょうが、素人なのであの手この手を使いまくります^^; 角の場所とかヘラ便利!
このような感じになりました!
おおお~!印象ががらりと変わりました。まだ下地の段階であっても、白色なので漆喰っぽいですね!
古めかしい茶色の木材と白色の組み合わせが素敵です~^^
写真で撮ると滑らかで綺麗に見えますが、実際に見てみると塗り跡が半端なくてガッタガタです^^;やっぱり塗りは難しいですね…。
まだ下地材だから気にしない!仕上げが変になことになっても「これは味です」と言い張ることにします(笑)
まとめ
年明けの1月2日から三日間ほど、ひたすら養生作業&塗り替えプラスターと対峙していました^^;
ペンキで塗るのではなく、こてで摺り込んで塗る行為は想像以上に時間がかかり重労働でした。
最初は楽しくやっていましたが、ずっと続けていくと試練のように…。
高い脚立に乗って、こてを握る度に「重い!肩が痛い!」と騒いで翌日筋肉痛になったり、脚立に足をぶつけて巨大な青アザを作って家族に大笑いされたり、寒すぎて足の指が霜焼けになってしまい、赤く腫れ痒くなったりしたのが良い思い出です^^;(?)
ただ、まだ玄関や縁側であった壁に下地材を塗る場所が残っており、本命である「漆喰」が残っています。まだまだやることばかり。塗り替えプラスターで苦戦した後に、もう一度同様のことを繰り返すなんて…。必須のことだとしても、少し心が重いです^^;
…ただ、漆喰よ聞いてくれ。私は徐々にこての使い方を学んでいった。肩の痛みと比例して、技術が上達していくのだ。下地材が終わった暁には、かつてのド素人の私はもういない。バターを塗るが如く塗ってみせよう。
漆喰よ、レベルアップした私の力量を思い知るがいい!
…とかふざけて書きましたが、やっぱり筋肉痛と青アザと霜焼けは生まれるんだろうなぁと思います^^;
2月中には漆喰仕上げまでやる予定です。頑張るぞ~!!