吟遊詩人 妙遊様による弾き語り「アーサー王伝説」イベントレポート。聖剣と英雄、騎士と誓い、愛憎と戦争。ファンタジーの源流である、ブリテン王の一生

皆様、こんにちは。

少し遅くなってしまいましたが、2月15日(土)に行われた 吟遊詩人 妙遊様による「アーサー王伝説」弾き語りイベントについてお話ししたいと思います。

イベントの詳細はこちらになります。

2月15日(土)イベント≪吟遊詩人 妙遊様によるアーサー王伝説 弾き語り≫

皆様、こんにちは。 来たる2025年2月15日(土)。ブックカフェテューアにて、妙遊さんの手による素晴らしいイベントが再び開催されます! 今回のテーマは「アーサー王伝説」…

ドリンクとスイーツの準備を進めていると妙遊さんがご来店し、打ち合わせなどをしていると、あっという間にご予約のお客様がおみえする受付時間となりました。

次々とご来店され、提供はいつもの如く、てんやわんやとなりました。ありがたいことに、イベントはほぼ満席です。

今回提供する「アヴァロン・プディング」。

アーサー王の剣エクスカリバーが抜ける!というコンセプトのスイーツなのですが…。はい、心のどこかで思っていました。立たせるのが難しい、運ぶのが難しいと…!

パイに刺さるエクスカリバーを保たせようと、四苦八苦してくださったお手伝いの方々(神様)、本当にすみません…。皆様のもとへ立派なエクスカリバーをお届けしてくださり、ありがとうございました!

皆様、抜くのを結構楽しんでいただけたようで、良かったです…。

ブリテンの王にふさわしい参加者様へアヴァロン・プディングをお届けしましたら、いよいよ弾き語りの開始です!

「アーサー王伝説」弾き語り

今回で5回目となる妙遊さんの語り。でも何度聞いても、良い意味で慣れることはありません。

一変する空気。その力強さと美しさ、存在感に圧倒され、心に響き渡ります。朗々とした声音とハープの清廉された音色。

中世から本当に見聞きしてやってきたかのような、強い世界観が感じられます。

色々書いてしまいましたが、あれです「なんかもうめちゃくちゃ凄い」です。

アーサー王伝説については、私は大まかな概要を知っている程度の知識しかなく、書籍によっても内容が色々ですし、あれやこれやと聞きかじりをしていたので、よく分かっていませんでした…^^; 登場人物も多く、伝説も多いので、混乱の状態異常から抜け出せない事態に。

なので、アーサー王をメインとした誕生から死までの物語はとても分かりやすく、ためになりました!

語ってくださった物語は氷山の一角であっても、アーサー王伝説を知っていく上で照らす道しるべになったと思います。

個人的にはアーサー少年がエクスカリバーをひょいっと抜いて、ケイ兄さんに「はいっ」と渡し、ケイが「俺が王です!」というくだりが好きですw 物語的には知っていましたが、実際に妙遊さんが語ってくださると面白さが倍増しました。アーサーの「ぼくですか!!?」という反応も良かったです^^

ユーモラスな場面だけではなく、シリアスな場面も素敵すぎました。

聖杯のお話やアグラヴェインがランスロットを糾弾し、円卓が崩壊していく場面。ガウェインVSランスロットの場面は、流石は妙遊さんだ…としみじみ思いながら聞いていました。アーサー王がモルドレッドと戦い、負傷してアヴァロンへと運ばれていくラストシーンはとても美しかったです…。

なのですが、エクスカリバーをなかなか泉へ投げ入れないベディヴィアさんの印象が濃すぎですw

ともあれ、霧へと消えていくアーサー王を乗せた舟。締めのハープの美しい奏では、伝説の終局への誘われに心が洗われるようでした。美しい…。

上演後にパシャリさせていただいた妙遊さん。絵になります…。

イベントスイーツ

さて、先ほどお見せしたイベントスイーツ「アヴァロン・プディング」。

少しだけ裏話をしたいと思います。

妙遊さんからアーサー王伝説のお話をいただいた時、真っ先に思ったのが「エクスカリバーを作りたい」というものでした。

アーサー王といったら岩に刺さった剣でしょ!スイーツに剣が立っていたら面白い!という、素人丸出しのノリの連想です^^;

早速、剣の形のクッキー型を探して注文して、そこから「何を作ろう。どうやって立たせよう」と考えていました。まずはエクスカリバーありきだったのです。

スイーツの方は、はじめは「アーサー王が食べたかもしれないお菓子」「アヴァロン=林檎」というイメージから考えていました。

しかし、中世のスイーツって、パイとタルトがほとんどです。第一回目の際に、ガウェインの四旬節のタルト (梨と林檎とタラのタルト) を作成させていただいており、パイも北欧神話のイベントの際に林檎パイを作成したので、少し違うものを作りたいと思いました。

色々探して発見したのが、今の「イヴズ・プディング」でした。アヴァロン・プディングの説明の際に、イヴズ・プディングについて言及させていただきましたが、見た目と食感的なバランスにおいて、これが一番良いと考え、中世にはないスイーツにはなりますが、これに決定しました。

また、エクスカリバーの土台ですが、最初はイギリスの「ロックケーキ」がいいかなと考えていました。

こちらです。

ごつごつした岩のような見た目だし、名前もそのままなので、土台にいいかなと思っていたのですが、色々な事情があってパイとなりました。うーむ、スイーツ製作って難しいです。

そんなこんなな錯誤を経て生まれたアヴァロン・プディングを召し上がっていただき、ありがとうございました~!

皆様のありがたいお声

妙遊さんからも嬉しいお言葉をいただきました!

大盛況のうちに終了した今回のイベント。

また、次回を考えてくださっているとのことなので、楽しみに続報をお待ちくださいませ。私も誠心誠意、変な特別なスイーツを作らせていただきます!

ご参加された皆様、妙遊様、ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!

これからも、どうぞよろしくお願いいたします^^

ハープと獅子心王の剣を持つ妙遊さん。格好いい…!!!

妙遊さんは2月28日と3月22日に、大阪の「ジャッキーの隠れ家」様という会場にてイベントを控えています。

フィンランド神話の「カレワラ」に登場する女主人ロウヒについての弾き語りと、有名な悲恋物語「トリスタンとイゾルデ」についての弾き語りです。

詳細は以下の妙遊さんのブログをご覧くださいませ!

≪ブログはこちら≫

吟遊詩人 妙遊|note

吟遊詩人。世界一の吟遊詩人が目標です。エンデがなりたがった「ストーリーテラー」に出会い、神話伝説を語る世界一の吟遊詩人を志す。礼節の騎士ガウェインに惚れこみ、…

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