岩波書店、講談社の公式HPより
≪プロタゴラス≫
当代随一と仰がれるソフィストの長老プロタゴラスがアテナイにやって来た.興奮する青年にうながされて対面したソクラテスは,大物ソフィストや若い知識人らが見守るなか,徳ははたして人に教えられるものか否か,彼と議論を戦わせる.古来文学作品としても定評あるプラトンの対話篇の中でも,とりわけ劇的描写力に傑れた一篇.
≪プラトン入門≫
イギリスの代表的なプラトン研究者R.S.ブラック(一九一九―六三)が,プラトンの生涯をたどり(第一部),各著作の中心問題を概説する(第二部).プラトン研究を志す人びとの手引きとしての水準を維持しながら,「ギリシア語は知らなくともギリシア哲学に関心を持っているような人びとすべて」に向けて書かれた,定評のある入門書.
≪テアイテトス≫
知識とは何か,真にものを知るとはどういう場合を言うのか.当時行われていた三つの知識説をとりあげて批判しつつ,哲学が様々な角度と立場からの吟味や思考を要求するゆえんを示す.有名な無理数論やソクラテスの産婆術などのエピソードを交えた対話篇.日本における本格的なプラトン研究をきりひらいた泰斗による翻訳.
≪パイドロス≫
真実そのものの把握なしには真実らしく語ることさえ本来的に不可能であることを立証し,「哲学」の立場から鋭く当時の弁論術を批判したのがこの対話編である.本書はプラトンの代表作の一つであって,特に『ソクラテスの弁明』をはじめとする前期著作群を『テアイテトス』以降の著作に結びつけてゆく重要な役割を担っている.
≪ソクラテスの弁明,クリトン≫
昏迷深まる現代への贈りもの
今こそ、ソクラテスを。
待望の《新訳》登場。
不敬神の罪に問われた法廷で死刑を恐れず所信を貫き、老友クリトンを説得して脱獄計画を思い止まらせるソクラテス。「よく生きる」ことを基底に、宗教性と哲学的懐疑、不知の自覚と知、個人と国家と国法等の普遍的問題を提起した表題2作に加え、クセノポンの「ソクラテスの弁明」も併載。各々に懇切な訳註と解題を付し、多角的な視点からソクラテスの実像に迫る。新訳を得ていま甦る古典中の古典。
「いちばん大事にしなければならないのは生きることではなくて、よく生きることだ」──(「クリトン」より)























