吟遊詩人 妙遊様による「叙事詩カレワラ」弾き語りイベントレポート。フィンランドに伝わる、求婚と悲劇が交錯する歌物語

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皆様、こんにちは。

遅くなってしまいましたが、先週開催した吟遊詩人 妙遊様による弾き語り「叙事詩カレワラ」のイベントレポートを軽くお伝えいたします!

「ゲームとかで徐々に人気が出ているし、物語も魅力的だからいけるはず!でも、カレワラって知名度がそこまでないから、参加者様が集まるかしら?ちょっと心配」と思っていましたが、ありがたい事に第一部は満席御礼、第二部もほぼ満席と大盛況のイベントとなりました。

イベント詳細はこちらになります。

≪吟遊詩人 妙遊様による弾き語り 叙事詩カレワラ ≫3月7日(土)イベント

皆様、こんにちは。 2026年最初のイベントのお知らせです。 3月7日(土)に、吟遊詩人 妙遊様による弾き語り「叙事詩カレワラ」を開催いたします。いつもお世話になります……

弾き語り

第一部 ロウヒ & 第二部 クッレルヴォ

前半は「叙事詩カレワラ」の本編を、敵側の老女ロウヒの視点から語ってくださいました。

ロウヒVSレンミンカイネンの母や、ラストの舟と同化して怪鳥に化けるシーンなど迫力があり、歌も美しく、くすっと笑える場面もあって、めちゃくちゃ面白かったです!

本来の物語はワイナミョイネンなど主人公サイドから語られるので、そこまで意識していませんでしたが、ロウヒさんの労力というか報われなさが半端ない。

夫(息子)と娘は死に、もう一人の娘はカモメになり、宝物サンポは砕け散り、脅されて復讐を断念してしまう。ただでさえ荒涼とした富の少ないポポヨラの土地。ロウヒの手元にはほぼ何も残らない…。あんまりです。

ワイナミョイネンとレンミンカイネンが飄々としており、求婚や歌が軸なので、割と軽やかな印象を受けますが、深いところではハードな内容なのです。

そして特にハードなのはクッレルヴォのお話。救いようのない、胸がきゅっと締め付けられるような悲劇の物語。

私がカレワラを知ったのが大学生の時で、特に印象が残ったのがクッレルヴォ。彼が報われなさ過ぎて心を打たれ、思わず剣に問いかけるラストシーンのイラストを描いたのは闇歴史の一部です^^;

フィンランド神話は北欧神話とは異なる神話群なのですが、やはり隣り合った土地故か、共通するというか似た部分があります。復讐や悲劇ベースのクッレルヴォの物語は北欧神話にありそうに感じます。

ちょっと話はかわりますが、イルマリネンとクッレルヴォを足して割った感じ(?)のような人が北欧神話にいます。

その名もヴェルンド。

彼は腕の良い鍛冶職人で、フィン(フィンランド)の王の末息子とされています。ヴァルキリヤ(ヴァルキリー)を妻としたものの、9年後に妻は失踪。ヴェルンドは黙々と鍛冶業を続けました。
しかし、突然スウェーデン王が彼の寝込みを襲って宝を強奪、膝の腱を切って島に幽閉し、ヴェルンドに宝を作り続けるよう命令しました。そんな理不尽な仕打ちにヴェルンドは復讐を決意。
とある日、鍛冶場に訪れた幼き王子二人をヴェルンドは殺害し、そのパーツから三つの宝物を作り、王や王妃に贈りました。また、王女を酒に酔わせて襲い、子を孕ませます。

復讐を果たしたヴェルンドは、翼の羽衣をまとって島から脱出し、王と王妃に衝撃の真実を告げて、笑い声高らかに飛び立っていったのでした。

ヴェルンドは復讐を達成したものの、なんというか後味の悪い悲劇展開。純粋に皆殺しにしたクッレルヴォとは違い、復讐の仕方が陰湿すぎる…!

若い時に読んで、個人的にトップクラスのトラウマでした(笑)

さて、このヴェルンドはフィンランドの王の息子とされています。

深く学んでいないので詳細は分かりかねますが、フィンランドと北欧群の物語に幾つも共通点があるのは感じられますね。

また、英文学最古の伝承とされる「ベーオウルフ」にもヴェルンドは名前だけ登場するようです。中世英国の英雄譚とされますが舞台はデンマークであり、ゲルマン系の物語を汲んでいます。(シェイクスピアの「ハムレット」もデンマークが舞台ですよね)

国で色々区分していても、フィンランドや北欧、イギリス、フランスなど、文学は繋がっているんだなぁ…となんだかしみじみと感じました。

クッレルヴォはイルマリネンの家で働いた事があるし(大きな悲劇を生みましたが)、クッレルヴォは樹の幹に彫刻をするほど手先が器用な一面があります。ヴェルンドと関連性があるように感じられるのは私だけでしょうか?

(ふと思ったのですが、ヴェルンドは腱を切られて動けなくされたのと、ギリシャ神話の鍛冶の神ヘパイストスが足が不自由であるのは共通点があるのかしら?)

つらつらと長文失礼しました。

とにかく、妙遊さんの弾き語りとカレワラは最高!という内容でした^^

上演前にパシャリ。映える…

皆様の嬉しいお声

他にも、多くのありがたいお声をいただきました!

今回はこじつけに走った奇抜なイベントスイーツでしたが、パンヌカック(フィンランドのパンケーキ)がもちもちして特に美味しいというお声を幾つもいただけ、歓喜&感謝がカンストしています。

次回の公演も妙遊さんとお話をしたので、テーマの発表をお楽しみにお待ちいただければ幸いです^^

ご参加してくださった皆様、妙遊さん、ご協力してくださった皆様、本当にありがとうございました!

これからも、どうぞブックカフェ テューアをよろしくお願いいたします。

≪妙遊さんのイベントレポートはこちら≫

【吟遊レポート】叙事詩カレワラ 2026年3月7日 愛知 中世ルネサンスブックカフェテューア|吟遊詩人 妙遊

さる3月7日はフィンランドの国民的叙事詩『カレワラ』の吟遊公演に愛知へ!! 高浜港駅で降りると こちらがお迎えしてくれます! 1.開演前 テューア様に到着! すっかり…

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